精進料理教室

精進料理教室

精進料理について

精進料理とはお寺の食事のことです。精進とは仏道修行に専心し、行いを慎み、身を清める事、一生懸命に努力することです。
精進料理に親しむようになると、真摯に食材に向き合い、自然と食物に対する感謝の念が沸くことでしょう。また、丁寧に作業を進める中で、調理以外の「礼儀作法」や「生活習慣」までもが見直されてゆきます。
皆さんと食を楽しむと共に、あらゆる作法を通じ、自らの立ち居振る舞いの中に「いのち」とはなにかを見つめてゆく時間になればと願っています。
 

募集要項

場 所 軽井沢青松寺別院
持 物 エプロン、筆記具、保存容器、普段お使いの包丁
    ※包丁は箱やタオル等に包み、注意してご持参下さい)
参加費 1,000円
対 象 どなたもご参加いただけます
定 員 10名
申 込 申込制/現在、開催の予定はありません

五観の偈 (ごかんのげ)

 
一つには 功の多少を計り 彼の来処を量る
 (こうのたしょうをはかり かのらいしょをはかる)
二つには 己が徳行の 全欠を忖って供に応ず
 (おのれがとくぎょうの ぜんけっとをはかってくにおうず)
三つには 心を防ぎ過を離るることは 貪等を宗とす
 (しんをふせぎとがをはなるることは とんとうをしゅうとす)
四つには 正に良薬を事とするは 形枯を療ぜんが為なり
 (まさにりょうやくをこととするは ぎょうこをりょうぜんがためなり)
五つには 成道の為の故に 今此の食を受く
 (じょうどうのためのゆえに いまこのじきをうく)
 
食材の命の尊さと、かけられた多くの手間と苦労に思いをめぐらせよう 
この食事をいただくに値する正しき行いをなそうと努めているか反省しよう
むさぼり、怒り、愚かさなど過ちにつながる迷いの心を誡めていただこう
欲望を満たすためではなく健康を保つための良き薬として受け止めよう
皆で共に仏道を成すことを願い、ありがたくこの食事をいただきましょう
(曹洞宗SOTOZEN NETより)
 

青松寺護持会とは

青松寺護持会は、お寺と檀信徒の皆さまとの相互の交流と研鑚を深めるため、2003年5月17日に設立されました。
護持会とは菩提寺の護持を意味します。また、「護」とは苦楽の中に生きたご先祖の願いに連なる私のいのち、これを真ん中真っ直ぐに護ること、「持」とはご先祖も生きる軸とした仏さまの教えを私もよく持つ(たもつ)ことでありましょう。素直ないのちにあって功徳を積む護持会行持は、自ずとご先祖への報恩となるのです。
護持会では年間を通じて様々な講座、イベントを開催しています。菩提寺を青松寺とする深い縁に結ばれた善き仲間との会に、是非ご参加ください。